しばらく下駄箱をぼーっと見つめて立っていた。 遥斗はきっとつかさが来るのを待っているのだろう。 ざわざわとした空気がスバルの体に絡み付く。 遥斗のラブレターを見つけた時から、波立つ心を抑え切れなくなっていた。 つかさを早く見つけたい。 その声が聞きたい。 その手に…触れたい。 遥斗より早く… 友達を裏切れないと思えば思う程、つかさを好きになっている自分を認識してしまう。 そして…すぐ打ち消す。 「…友達。ただの…友達」 意識して自分を納得させようとしていた。