「しくしくしく…」
叩かれた頭を抑えて泣き真似をしていたらスタイリストさんがきた
「hikariちゃんっ!良いね、そのコーディネート!個性が出てて晴輝くんとも相性抜群!」
「本当ですかっ!?良かったです!」
パァッと笑うと隣で魁が「現金な奴…」と呟いたが聞こえない、聞こえない…
「編集さんもね、アレなら大丈夫だなって!落ち着いたアクセサリーのアクセントが良いって!」
私の耳元でこっそりと教えてくれた。
「本当ですか!?有難うございます、ホントに安心しましたぁ。」
さすが晴輝さん、後でお礼しよう。
一人で頷いていたらスタイリストさんが私の後ろを見て「晴輝くんっ!」と飛び付いていった
スタイリストさんが晴輝さんの服をベタベタ触りながら正したり崩したりしているのを見ていたら晴輝さんと目が合った

