きらきら。


一人で着替えて髪とメイクをする。

髪は後に備えて下は少し巻いて、それを残して上の方の髪はちょんまげのように上で結んで少し派手に。
ゴムは落ち着いたヒョウ柄のシュシュ!
帽子を取ってもボサボサにならないような髪型で!


メイクはシンプルに黒と薄い紫を基調としたものにした。
私は付けまつげは合わないからビューラーで伸ばす。
口紅はつけずにキラキラのリップで終わらせた。


「…出来た。」

私は呟いて鏡の前に立った。
…うん、大丈夫だと思う。
ボーイッシュ系でも妙に男男したものはあまり好きじゃないから。

気合いを入れて扉を開けると少し離れた場所に魁と既に着替えた晴輝さんがいた。


「あ…晴輝さんも待ってて下さったんですか。」

晴輝さんの方を向いて言うと晴輝さんは私に気付いて近付いてきた


「…似合うな。」

ぼそりと呟かれた小さな言葉。
だけど私の頬を赤くするのには十分な言葉だった。

「あ、有難うございます…!」

視線を泳がしながら言うと晴輝さんはフッと笑った