「編集、納得してたぞ。」

「本当!?」

魁は入ってきてすぐにコーヒーを淹れながら教えてくれた

「カメラマンも中々有名な人でな。hikariの事気に入ったみたいだぞ。
編集も、流石晴輝くんの推薦だ、とさ。」

「そうなんだ…!」

良かった、満足してもらえて…!

にしても、晴輝さんの推薦…か。
私が編集さん達に失望させるような仕事をすれば晴輝さんの顔に泥を塗るのと同じなんだよね。


「晴輝さんの推薦…だもんね。せっかくの大きい仕事のチャンスだもんね、掴み取らなきゃ!」

グッと拳を握ると魁はその意気だ、と頭を撫でてくれた。


「よし、まずはボーイッシュから!」

私がある服全てに目を通していると魁が思い出したようにあぁ、声を上げた。

「晴輝との写真だからな。ペアルックとまではいかなくても二人の服にまとまりがあったほうが良いんじゃないか?」

………

「行こうか!」