「君、甘えてみろ。」

私の事を見ながらビシッと言った編集さん。
甘える…?

「そして、それに晴輝が応える。四コマで表現できるように考えてみろ。」

私は混乱した。
甘える?甘えるってどうするの?
え、黒崎輝に!?

目をぱちくりさせていたら晴輝さんが顔を上げた


「…俺に甘えろ。俺は晴輝だ、お前の彼氏の晴輝。」

その言葉はまるで魔法の様で。
すんなりと私の中に入ってきた。

私は晴輝さんの後ろに立ってふんわりと晴輝さんの首に手を回した


「晴輝…さん?」

「あぁ…。」

晴輝さんは私の腕に触れて軽く頬擦りしながら私を見てきた。
その綺麗な流し目にゾクッとしながらもギュッと抱きついた。

この後…考えてなかった。
と内心真っ青になっていたら晴輝さんが動いた。