その時カランカランとまた扉の開く音がした。
瞬間
「「「「「キャーーー!!!」」」」」
「あ、来た。」
亜綺羅くんが振り向かずに言った
まぁ、悲鳴(?)のせいだろうけど、格好良いのかな?
うーん、と思考を巡らせていたら
「あ、亜綺羅こんなかわいこちゃん達と友達なの?」
「キャーーー!!!
格好良い!」
か・わ・い・こ・ち・ゃ・ん?
顔を上げると…
「こんにちは。」
「…こんにちは。」
目が合って挨拶してきたイケメン。
類は友を呼ぶ…?
「隣、良い?」
「あ、どうぞ。」
さっと袋を寄せると横に座った。
「俺、隣の高校の真田嵐。
嵐って呼んでね。」
嵐(ラン)くんは明るい茶色のロン毛で背も高い。
…やっぱり格好良い。
「私、高橋 花乃!
花乃って呼んで下さーい!」
ピースを付けてギャルっぽく挨拶した花乃。
あ、私もしなきゃだ。

