「楽しみ、なんだろ?」
ニヤリ、と笑う晴輝さんの俺もだ、といわんばかりのオーラは格好良くて輝いていて。
迷わずに、強く頷いた。
「それなら良い。
俺の推薦だ、俺の顔に泥塗んなよ?」
「あっ!
忘れてました、あの、有難うございます!
まさか桜-TOP-でモデルとしてデビュー出来るなんて思ってなくて…!
ホントに、感謝してもしきれな…」
「ほら。」
「ちびゃっ!」
またビシッ!とデコピンされて、変な声が出た。
ヒリヒリと痛む額を抑えて晴輝さんを見上げると、何とも言えない意地悪な顔で私を見下ろしていた。
「気持ちは身体で表せ。」
「えっ!」
バッと体を抱くと、思いっきりチョップされた。
「お前がその気なら俺はそれでも良いんだぞ?」
「キャーっ!
ごめんなさいっ、ふざけただけですっ!」
晴輝さんは口をひくひくと動かしながら私の頭をグリグリしてきた。
いーたーいー!!!

