「私…頑張ります!
美晴さんにそんな事言ってもらえたんですもん、ここまで来たら上まで…!」
「うん、そうねぇ〜。
これから、頑張りましょ〜?」
にっこり笑ってくれる遥香さん。
心地よい緊張感になった頃、スタッフさんが呼びに来た。
「それじゃ、私達は先に行くわね〜。」
「はいっ!
頑張って下さい!」
「人の応援なんてしてないで自分の事を心配するのね。」
遥香さんはにこやかに手を振りながら。
美晴さんは楽しみを隠せないのか口元に笑みを浮かべていた。
この二人はショーを楽しんでるんだ。
私も、負けてられない―…!
「お、光いたいたー。」
「っ!?」
と、いうところになんとも気の抜けた声が…って、
「晴輝さん…!?」

