はしゃぎ疲れたヒヨリをベビーカーに乗せて、家へ帰る途中、セーラー服を着た女の子たちとすれ違った。
もう学校が終わる時間なのかな?
これからどこへ行くんだろう?
私は、ぼんやりと彼女たちの胸元で揺れるエンジ色のスカーフを眺めていた。
「小春も、高校行きたかったら行ってもいいのよ?定時制もあるんだし」
知らず知らずのうちに、彼女たちを目で追っていた私に、気づいたお母さんがそう言った。
「ひぃたんの面倒はお母さんが見るから。勉強、したいんでしょう?」
私は俯く。そして、パッと顔を上げ、笑った。
「いいの。私はヒヨリといる方が楽しいから。それに、小さいうちは一緒にいてあげたいんだ」
「でも、中卒じゃ、仕事を見つけるのは大変なのよ?小春はこれから、一人でヒヨリを育てなくちゃいけないんだから、高校くらいは…」
お母さんは、不安そうに私の顔を覗き込んでいる。
一人…。
その言葉が胸に重くのしかかった。
いつまでも、お父さんやお母さんがいるわけじゃない。
いずれ、私はこの子と二人で生きていかなくちゃならない。
もう学校が終わる時間なのかな?
これからどこへ行くんだろう?
私は、ぼんやりと彼女たちの胸元で揺れるエンジ色のスカーフを眺めていた。
「小春も、高校行きたかったら行ってもいいのよ?定時制もあるんだし」
知らず知らずのうちに、彼女たちを目で追っていた私に、気づいたお母さんがそう言った。
「ひぃたんの面倒はお母さんが見るから。勉強、したいんでしょう?」
私は俯く。そして、パッと顔を上げ、笑った。
「いいの。私はヒヨリといる方が楽しいから。それに、小さいうちは一緒にいてあげたいんだ」
「でも、中卒じゃ、仕事を見つけるのは大変なのよ?小春はこれから、一人でヒヨリを育てなくちゃいけないんだから、高校くらいは…」
お母さんは、不安そうに私の顔を覗き込んでいる。
一人…。
その言葉が胸に重くのしかかった。
いつまでも、お父さんやお母さんがいるわけじゃない。
いずれ、私はこの子と二人で生きていかなくちゃならない。


