小春日和

昼下がりの公園は、賑やかなのに穏やかで、時間の流れも雲の流れも、とてもゆっくり過ぎていく。


2、3歳くらいの子供たちが、砂場で遊んでいる。

山を作ったり、トンネルを掘ったり、たまに、喧嘩してみたり…。


ヒヨリは、私の膝の上に座ってその様子を黙って見ている。


一緒に遊びたいのかなぁ。


ヒヨリには、まだ少し早いんだよって、教えてあげる。


歩けるようになったら、ママとトンネル作ろうね?


そう言ったら、手をパチパチさせて喜んだ。


それから、持ってきたパンを千切って、鳩にあげた。


鳩は、私たちを恐れもせず近寄り、首をひょこひょこさせながら、パンをついばむ。


うーうー言いながら、鳩を指差すヒヨリを見ていたら、眠気もイライラも吹き飛んで、優しい気持ちになれた。


私たちを包み込んでくれるパパはいないけど、代わりに、ひだまりが抱いてくれる。


じぃじも、ばぁばも、もちろん、ママもいる。


だから、ヒヨリ…。


寂しいなんて、どうか思わないで。


ママが、たくさん愛情をあげるから。