「よろしい。難しいことをつべこべ言っても仕方がないですね。ウサ耳が取れる、それだけを心に入れてついてきて下さい」 「姫が行くなら俺はどこまでもお供します!」 二人の信念が一つになり、固まった。 目標はただ一つ。 この可笑しな世界をぶち壊すことであり。 「にしても、クロスは可愛いですねぇ」 「なでなでせんで下さいっ」 二人揃って、物語の終焉にと向かった。