恐る恐る後ろをみる………………
「いやぁぁぁぁぁああああああ────!」
ペタンと私はその場に座り込んでしまった。
なんで?なんで詩織がいるの…………。
後ろには…詩織の霊がいた。
「ヤメテ!もう嫌なの!謝るから!いじめてきてごめんなさい!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい許して!!!!」
「おっおい!どうしたんだ?」
斉藤がなんか言ってる。けどそれどころではないの。
「許して下さい!本当に反省しているの!もう助けてもう嫌なの!もう……いや…」
いつの間にか頬には涙がつたっていた。
だって……もう耐えられない。
「許してよぅ…………」
もう周りの目なんて気にしない。だって………ね?もういじめなんてしない
「ごめんなさい。許して下さい!なんでもするから!」
そう言って土下座をした。
ダメだ……
そう思って顔をあげた。
────!!!
顔をあげた瞬間に詩織は優しく微笑んで消えていった。
えっ?許してくれたの?だって優しく微笑んでくれたよね?
それに消えていったよね?
あたし許してもらえたの?
ガッ
え?今ガッて?
一体何?
あれ?私なんか手錠されているよ?
あぁ…そうだった。
私田中を殺したあと斉藤に対して殺人未遂したんだった。
私…ちゃんと警察にいって罪を償おう。
私はもういじめをしたりしない。
白く生まれ変わるんだから!

