妖怪愛物語






「悪しき者よ、術ひれ伏せ、そして消え去れ!!」


狐さんはそういったかと思うと、目の前に指で陣を書いた。


「光!!」


それが光って、その中心にはお札があった。


時間が経つにつれ、その光は輝きを増していき、竈石と櫂石に当たった。



「「うっ・・・・!?」」



まぶしそうな、そして苦しそうな声を上げる二人。


「今じゃ!!!」


「え!?」


今じゃ・・・って言われても!!!