妖怪愛物語





「こいつらは、弱いきに。葉月と、攻撃するから、封印してくれ」





・・・え?封印?




そんなの聞いたこともないしもちろんやったこともない。


私がそんなことを考えていたら、いつのまにか後ろからサッと狐さんが退いた。かと思うと、狐さんはすぐに、竈石と櫂石の前に立って、構えた。


私は、何か腕の中に違和感を感じて、見てみると、5枚のお札があった。



「え?何これ・・・」



なんだか読めない漢字やら魔方陣のようなものやら、うねうね書かれたお札だった。