妖怪愛物語




・・・私達がそんなふざけあいをしていると、狐さんが急に、


「シッ・・・・何か近づいてくる」


何かを感じたようで、狐さんの表情から思うに悪いことがおきそうな気がする・・・。


「・・・蓮華」


「あぁ」


やはり2人とも何かを感じ取ったようで。


「何があったんですか?」


私が、恐る恐る聞いてみると、


「あぁ、早速仕事じゃ。桜」


「へ?」


退治はしないんじゃなかったのかな・・・?


「影月の手先の気配がするんじゃ」


言ってた者が急に現れたようだ。


「まぁ、ザコだから、すぐにやっつけれるんじゃないの?」


「う・・・まぁ、そうじゃな~」


そうしているうちに、前に、黒い煙が上がった。