妖怪愛物語





「ありがと・・・何かほんとごめんね」


「落ち着いたか?」



狐さんは私を抱き締めながら頭をなでてくれる。それがとても心地よかった。



「うん。もう大丈夫。それじゃあ、また明日桜の木で!」


「そうだな。又明日」



そういった瞬間、私の前から狐さんはスゥッと消えていった。狐の妖術?なのかな?



「・・・・なんで泣いちゃったんだろう」



まだそのことを疑問に思ったまま、家の中へと入っていった。