妖怪愛物語





「送ってくれてありがと。わがままばっか、何かごめんね」


「桜・・・・」



もう、何がなんだか分からなくなってきた。



最初はなりきるのが楽しいとか思ってたのに、時間が経つたびに自分の感情を殺すのが苦痛になってきた。



何でだろう。



桜さんになるのは何でこんなに苦しいの・・・



「じゃあね!また、明日!」


「あぁ・・・」



私は狐さんの顔を見ることができなくなり、その場をそそくさと走っていってしまった。




何故か分からないけど、目からは涙がこぼれていた。





「桜!!!」