反抗する気がもわいてこないわ・・・とか思いながら私は狐さんにただ連れて行かれるだけだった。



って言っても、狐さんが私を山奥でとって食おうなんてきっと考えてはいないはずだから、別にいやがる理由もない。




「まだ?」




さすがにいつもより飛行距離が長いと少し心配になる。本当に何処行ってんだろう?




「もうすぐ」




狐さんはコレしか言わない。



まぁもうすぐならいっか。そう思い、狐さんに身を任せた。