トクン




また不意に胸が鳴った。何なんだろう。



未来の狐さんと話したときはなにも無かったのに。過去にきてから・・・・。



「うーん・・・」


「なんだ?うなって。腹でも壊したのか?」



狐さんが笑いながらそういってくる。レディに腹壊したとか言うな!!!



「違う!ちょっと悩み事があっただけで・・・」


「お前悩んでるのか」



狐さんはそういって木から下りてきた。そしてまた私を強引に持ち上げて、空へ飛んだ。



もういいよ。もう慣れました。



「なんだホントに元気がないな」


「はぁ・・・まぁね」