まぁがんばれってことでひとまず解散した私たち。


困ったことがあったら何でも言ってね。と私に言ってくれたのは優しい桜さん。



空雅さんなんて知らない。ふん。



解散したのは良いけどやはりすることの無い私は、桜の木へ向かった。狐さんに謝ろうと思って。



「おーい、きつねー」



お母さんが言っていたように私も言ってみる。



「おぉ、朝ぶりだな」


「帰ってきてたの?」


「お前がまた此処に来てくれるかな?と思ったんでな」