乱読家ってなんだ?



読んで字のごとく

乱れ読み。


腹が減るように活字に飢え、
貪り喰うように読み漁る。


ところが私は、
生粋とはちょっとズレた活字中毒者です。

漫画も画集もゲーム攻略本もレシピも設計図も喰うよ。
美味しかったらね。


一家と名乗るほどなので、
お前の物は俺の物 俺の物はお前の物。
居間に置いておくとほぼ全員に読まれます。

ラノベを借りてくれば、三人読んで翌日には返せます。

学校の図書処分の日は紙袋大量持参です。

母は週1で図書館通い。

本を持ち歩かない妹は、携帯で青空文庫ほぼ制覇。

テレビの方が好きな父すら、気がつくと「百姓貴族(荒川弘)」(エッセイマンガです)を読んでいたりするので、

全員字があればマジで何でもいいかもしれません。



◎◎ネタメモ◎
聖が紙魚になるのなら、本の虫 ― 活字中毒者は何になるのだろう。
花見百姓よろしく生きてたし、それこそ火間虫入道にでもなるか?

死をカウントダウンしながら、そんなことを思った。


カチカチカチカチ
仲間が木をはむ音がする。
人間がこの音から名付けた名前はデスウォッチビートル。
食性からは薬屋泣かせ。
体長1㎝に満たない体に見合わぬ音を立て、植物性の物を食べる昆虫だ。
木でできた柱でも、葦を織った筵でも、乾燥させた高麗人参でも、束ねられた紙束でも……
「あれ?」
オレは動きを止め
「どうした?」
兄弟が声をかけてくる。

「なんか、オレ。コレすっげー懐かしい味なんだけど」
「え〜。俺は超マズいよ」
オレは首を傾げながら
「いや、美味しい訳じゃなくて。何か泣きたいぐらい懐かしいんだよ…」



今脳味噌が完璧に妖怪色。
後半はシバンムシです。種毎に食べるものが限定されて、音も違うんですがね。