「萩原先生だよ。超カッコ良くて優しいの」


「ああ…マシャの事ね」


「知ってるの?」


「はぁ…知り過ぎてるくらい。マシャは私の従兄弟だから」


「嘘ぉ〜いいな。あんな人が従兄弟なんて羨ましい」


「良くない良くない。アイツ、私に超意地悪な事するし、とにかく最悪。だから外見なんかにダマされない方いいよ」


「そうは見えないけどね……ってあれ…あの…久美子ちゃん」



麻里は病室に入って来た雅也に
気付き少し焦るが久美子は知らずに文句を言い続けている。



「あ〜思い出しただけで、アイツムカつくよぉ」


「俺もお前には腹が立つな」