彼女の隣にいたのが要の彼女!?
まぁいつかは彼女出来るとは思ってた。
断り続ける気もしてたけど、いつかは……。
梅亜を辞めたこの一年で、要にもいろいろあったんだろうな。
「だから連れてきてほしいの」
「連れて行くって……」
「あ、一緒に来てる人がいたら、待っていてほしいの。一応……だから。特別は出来ないから。でも……陸ちゃんはカナちゃんにとって特別だから、カナちゃん喜ぶと思うの。お願い、会ってほしい……」
少し考えた。
でも、俺と会いたいと思う。
「アケミ」
「なぁに?」
「要、来てるみたい。会ってきてもいいか?」



