ダイエット大作戦!

(嘘でしょ…。)


首を横に振らない輝を見てると口を開いた。


「そうだよ。わりいかよ!俺は姫香が好きだ!」


思ってもいない答えに私は、どうすれば良いかわからず、俯くことしか出来なかった。


「どうして?」


少し黙ってから私が聞くと、皆がこっちを向いた。


「どうして私なの?確かに私は細くなったし、前よりは良くなった。でも私より綺麗な人や素敵な人は沢山いるでしょ?」


そう聞くと結城さんがゆっくりと歩いてきた。


「皆、姫香の真っ直ぐで正直なところや、頑張り屋の所が好きなんだよ。」


「なっ」と結城さんが周りに聞くと、皆は頷いていた。


「姫香様。皆、本気です。あなた様は誰を好きですか?」


「……わからない。」


健太さんが聞いてきたことに、私がそう答えた。


皆、私が誰かを好きだと言うと思ってたらしく驚いた顔をしていた。