ヒヤッとした感覚がして目を開けると、心配そうな顔で俺の顔を見ている姫香がいた。


姫香は俺が起きたのに気づくと、お粥を俺に渡した。


姫香のお粥は温かくとても美味しかった。


俺が食べ終えると姫香は、部屋から出ようとしたのを俺はとっさに止めてしまった。


いつもの俺ならこんな事はしないだろう。


熱があるせいかもしれないが、姫香が俺がいない間に他の男と会ってたら…と思うと胸が押しつぶされそうになった。


すると、姫香は笑顔で俺の所に戻ってきた。


俺は、姫香の手の温もりに安心し、そのまま眠ってしまった。