「おはよう。まどか。」


「おはよう。姫香。あれ?いつもと少し違う?」


教室に入ってきた私を見て、まどかは首を傾げた。


「少し眉をいじってみたの。」

「だからか~。姫香可愛いよ。」


「ありがとう。まどか。」


まどかとほのぼのと話をしていると、後ろから明が声をかけてきた。


「眉をいじってもあまり変わりませんわね?元があれですからね。」


口に手を当てて笑ってくる明を見て私は怒鳴ってしまった。


「うるさいな!性格ブスな明に言われたくない!」


「あら。私は性格ブスではなくてよ。それに私は美しいから良いのよ。でも、あなたと話をしていたら不愉快になってきたから私はもう行くわ。」


明はそう言うと私達から離れて行った。


その後終業式が終わり、門を出ると輝が待っていた。


「お帰りなさいませ。お嬢様」