「美味しい~!」


廊下を歩いていると、姫香の声が聞こえてきた。


そしてその後、宏人の声が聞こえてきて俺は足を止めた。


俺は、ドアの隙間から覗いて見るとゼリーを口に入れ幸せそうに笑っている姫香がいた。


でも目は腫れ、顔はむくんでいた。


(ずっと泣いていたのか…)


泣かせたのは俺で励ましたのは宏人。


胸が痛くなり、ドアから離れようとすると宏人が部屋から出てきた。