「心配かけてすいません。」


「気にしないで、それと…」


宏人さんは食べ終えたゼリーのカップを持って立ち上がった。

「姫香さんの笑顔は、みんなを幸せにすると思うんだ。だから笑っていてほしいし、もっと自分に自信を持って。」


宏人さんはそう言うと、部屋から出て行った。