「姫香さんがそう言ってくれるなら、安心した。」


「本当に美味しいですよ!優勝間違い無しですよ!」


「ありがとう。」


私は直ぐにゼリーを食べてしまい、スプーンとカップを床に置いた。


「やっぱり姫香さんは笑っている方が良いや。」


「えっ?」


「姫香さんの泣き声が廊下に聞こえていたから、心配になってさ。」


私は、宏人さんの優しさに胸が温かくなった。