「ゲーセン?」


「えっ!?姫香ゲーセン知らないの?」


私が首を傾げているのを見て大地は、ポカーンと口を開けていた。


「そうなんだ。じゃあ俺がエスコートしてあげるから。」


ニコッと笑うと私の手を握りゲーセンに入って行った。



ゲーセンの中は賑やかな音が鳴っていて、私はぬいぐるみが入っているケースに目が止まった。