麗子の部屋は、綺麗に整頓されていて、香水の香りが満ちていた


「連絡手段とか、ないかな?」


携帯の番号も変わっていて、連絡がつかない

だから、姉の部屋に何か手がかりがないかと思いやって来たのだが・・・


「なんにもない・・・」


机やクローゼットの中を見てみたが、手がかりらしいものは何も見つからない


「・・・・・・お姉ちゃん、戻って来る気、あるのかな?」


それが気になって、仕方がない

姉の本心を、知りたいのだ