闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~


pipipipipipi――


朝の日差し浴びながら、目を半開きにして携帯アラームを止める。


すこぶる眠い。


ムクッと上半身を起こして、大きく背伸びをした。



「おーい、起きてよ 」



隣の部屋のドアを開けてお姉ちゃんを起こす。


相変わらず口だけの返事をするだけで起きないんだけどね。


目を擦りながら下へ降りると、お母さんがサラダとトーストの準備をしているところだった。



「おはよう。昨日はよく眠れた? 」


「うん、まあほどほどにね。 お姉ちゃんはぐーっすり寝てるけどね 」



そう笑ってダイニングテーブルのイスに座った。


お父さんはもう出掛けたみたい。