今のはどういう意味だろう。


悪魔って、何のことだろう。


ふと立ち上がると、足元に何かが当たって小さな物が転がって行くのが見えた。


何か光っている。


何だろう。


そっと手を伸ばすと、チェーンに繋がれた小さな香水瓶のような物だった。


角度を変えて動かしてみると、7色の虹のように輝いて見えた。



「すごくキレイ。 さっき先生が落としたのかな 」



私は後で聞いてみようと、とりあえずそれを制服のポケットに入れた。



授業も始まっていることだし、今はここでしばらく待機してから教室へ足を向かわせることにした。