闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~


2人は同じ会社で何かの研究をしている。


詳しいことは知らないが、その仕事の関係で、しばらく会社の社宅で生活することになった。


とても大事な研究があるとか、部外者以外立ち入り禁止とか言っていた気がする。


一体、何の研究をしてるんだか。



ようやく目が覚めたらしく、お姉ちゃんが目を擦りながら降りてきた。



「お母さんたち、もう行っちゃったよ 」


「そっかー、今日だったか! 起こしてくれれば良かったのに 」



そう言いながら、お姉ちゃんはテーブルに置いてある飲むヨーグルトをグビグビと飲んだ。


起こしたよ。



「それにしても、引っ越して間もないのに忙しい夫婦だねー 」



そんな能天気な事を言いながら、お姉ちゃんは立ったままミルクパンにジャムを塗りパクリと頬張った。


座って食べなよ。


私はトーストにママレードを塗りながら、指に付いたジャムを舐めた。