「あの学校の連中、転校早々〝よそ者〟とか言って私に塩まいてきたのよ! 」
「塩かけられたの? 」
「だからお返しにチョークの粉ぶっかけて来てやったわ。あー、ほんと最悪! 」
お姉ちゃんは眉間にシワを寄せて嘆いている。
仕返ししてくるなんて、さすが私のお姉さまだ。
私にはそんな勇気はないから、普通にすごいと思った。
「樹里はどうだった? 」
「まぁ、なかなかの歓迎ぶりだったよ。 変わった学校だった 」
そう笑って意味もなく冷蔵庫を開けた。
「良かったね。 私はまた明日から修羅場だ 」
そう言いつつ、テーブルに置いてあったクッキーに手を伸ばす。



