闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~


ルキアの口から、そんな事を言われるなんて正直ショックだった。



「ごめん、とにかく近寄らない方がいい 」



そう言い残すと、彼はそのまま姿を消した。


私はそっと胸に手を当てた。


変な感覚。


苦しい気持ちと、ドキドキした感じが混ざってる。


どうゆう意味なのかは分からないけれど、逆にもっと彼を知りたいと思ってしまった。


不思議な人。



ふと、柵に止まる1羽のカラスが目に入った。


じっとこっちを見て、ピクリとも動かない。


なんか不気味。


私はドタバタと歩み寄り、「シッシ! 」とカラスを追い払った。


気味悪い。


なんだかずっと見られてたみたいで、すこし背筋がゾッとした。