闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~


校舎裏に着くと、彼は足を止めた。



「痛いってば、離してよ 」


「あぁ、ごめん 」


彼が手を離すと、掴まれていた腕をさすった。


すごい力だった。


華奢に見えるのに、男の子って見た目によらず強いんだな。


そんな事を思っていたら、少しずつ彼が近付いてきた。


無意識に足が後ろへと退く。


校舎の壁に追い込まれ、身動きが取れなくなった。


今日の私、なんかおかしい。


また顔が熱くなってきた。


こんなに近いと、ドキドキしてるの気付かれちゃうよ。