「世界中に優希みたいな子がいたら、救われる人が増えるかもしれないのに 」
優希は「何それ」って笑ってるけど、大切な事だと思う。
こうゆう勇気のある優しい人が近くにいたら、1人で苦しんでる人はきっと救われる。
「樹里もランチもらってきなよ。私的にオススメはBランチ! 」
「ありがとう 」
席を立った時、ふと視線を感じて斜め前を見た。
少し離れたテーブルに、ルキアが座っている。
ずっとこっちを見てる。
「あそこにルキアといるのが弟のケイト。 ベビーフェイスで可愛いでしょ。 双子なのに全然似てないんだよね。 二卵性かな 」



