闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~


「今日はもう寝な 」



ルキアは私をベッドに寝かせると、ふっと笑みを浮かべた。


急に胸が苦しくなって、寂しさが押し寄せて来た。



「一緒にいて 」



そう腕を掴むと、訴えるように彼に切ない視線を向けた。



「ずっと一緒だよ 」


「いいからここにいて 」



そう私はギュッと手を強く握った。


見えない顔が、私を余計に不安にさせた。


なんとなくだけど、思ってしまった。


このまま、もう会えないんじゃないか……って。


女の感って程でもないけど、胸騒ぎがした。



「分かったよ 」



少し困ったようなため息混じりに呟くと、ルキアはベッドの横へ座って優しく微笑んでくれた。



それから私は、いつの間にか意識を失っていた。



幸せな気持ちから目覚めると、眩しい日差しが窓を通って降り注いでいた。


まだ眠気さが残る中、まぶたを軽く擦る。


ふと隣を見ると、既に彼の姿はなかった。



「ルキアなら心配せんで良い。 すぐに戻ってくる 」



モーガンがティーカップを運びながら、ふとこちらへ顔を出した。