闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~


「ふざけるな 」



ルキアがラティラに向かって手をかざした時だった。



「ま、待って! 」



とっさに後ろから抱きついて、攻撃の妨げをしている自分がいた。


光は小さくなり、やがてルキアの手の中へと消えてしまった。


彼は不思議そうな目で私を見た。


ごめんなさい。


やっぱり優希の姿には、傷付けられない。


この状態じゃ、私は足手まといになるだけだ。



その時、屋敷の窓ガラスが破れ、たくさんの狼たちが飛び出してきた。


もしかして、この群はダーク?!



「な、なぜ狼がこんなに?! 」



次々に飛び掛かって来る狼たちを、ラティラは周りに結界を張って払い飛ばしていく。


私、どうしたらいいのか分からない。