「あの方は、どちら様ですか? 」 私は彼をチラリと見ながら、三上先生に尋ねた。 「エドマンド=クリスティン先生よ。 英語を教えていらっしゃるの 」 「エドマンド…… 」 エドマンド先生は立ち上がり、そのまま職員室を出ていった。 「彼の授業は生徒から大人気だから、よかったら選択してね 」 三上先生はそう笑った。