そういってベッドに近づいてきたのはラダル。 「大丈夫か?」 私は静かにうなずく。 そして、唐突に告げる。 「私、あなたと共に行くから・・・」 「なぜだ、アシェル・・・?」 「ごめんなさい。ヴィルトス」 しばらくの沈黙。 これでよかったのよね? 自分がかけた呪いをとく。 同じ事は繰り返さない。