ヴィルトスSIDE 最初はただの気まぐれだった。 人魚が売られに来ると話を聞いたから待っていた。 だけど、そこに来たのはただただ綺麗で今まで見たこともないような美女だった。 そして、どこか儚げで守ってやりたくなった。 だが、本当に人魚だとは思わなかった。 あの金髪・・・あのエメラルドの瞳。 遠くから眺めていてもとても美しくて・・・ 初めて心からほしいと思った。 だから攫った。 エメラルドと共に。