「そっかあ…そんな台詞…言えちゃうんだね…好きな人には」 「え?」 私は首を軽く振った。 「ばいばい」 そう言って足早に家を出た。 泣いてる顔は見せたくなかったから。 私には「ばいばい」が永遠の別れのように感じた。