猫耳姫とメガネ王子

そう言い、作業服を上からまとう。


白衣じゃなくて作業服なのは、危険な薬品を使うから。


らしい。


「じゃ、いい子にしてろよ」


いつものように私の頭をぽんぽんと撫でて、壱は部屋を出た――。