弱者に生きる価値なし。

確かにこうやって水原が増長するように仕向けたのは私。

だけど、あんたには思うことがあるよ。

「まあとにかく放課後ね!」

始業のベルが鳴った。先生が教室に入ってくると同時に、私は机に突っ伏して、目を閉じた。