なんで元気がないって思ったんだろう。 特に変わりのない一日だった。いつもと同じふつーの日。 水原が、笑えって言っても笑わなかったこと以外は。 「私に歯向かうから面食らっちゃっただけよ。」 制服のネクタイを外しながら私は呟く。