「ただいま、雛姉ちゃん。」

「おかえり、瑠衣ちゃん。」

私が帰ると雛姉ちゃんは優しく迎えてくれた。

部屋へ上がろうとすると、瑠衣ちゃん、と小さな声で呼び止められる。