お婆さんの話が終わると私は口を開けて黙っていた。


(赤い真珠が2つも有ったなんて…)


「お婆さん真珠は、何処へ言ったの?」


「1つは、ご先祖様が人間になる時に使って、もう1つは家宝として祀られてたそうじゃが、私の祖父達の代に海賊に盗まれてしまったと聞いておる。その後は私も知らない」


「はい?」


1番大切な事がわからないで私は、ただ聞き返すことしかできなかった。