すると女の人はあることを口にしました。

「私も人魚になってあなたと暮らしたい」と…


王子様は、両思いだと喜び王家に伝わる赤い真珠を女の人に渡しました。


女の人は、王子様から渡された真珠を躊躇わず口に含みました。


すると女の人は、その場に倒れてしまったのです。


女の人は、王子様を愛してはいなくただお金が欲しくて王子様に近づいたのです。


『愛し合わぬ者口に含む時、それは毒となり命を奪うであろう』


この事を王子様は、わかっていましたから。


とても悲しみました。


そして王子様も悲しみで自分の心臓に剣を刺しその場に倒れました。